CSS Nite LP62「アクセシビリティの学校」参加してきました。

参加してきました。

会場はいつもと違い、手話通訳の方とUDトークのスクリーンが映し出されていました。
UDトークはスマートフォンアプリからも閲覧できます。
UDトークの精度は100%ではないので、修正するスタッフが数名いらっしゃいましたが、修正のスピードがとても速かった。さすがです。

UDトークアプリのカメラモードでメガネをかけずに字幕が見られる

以下聞いたセッションのメモです。

あなたの価値を高めるアクセシビリティ

ウェブ制作に携わっているのであれば、誰しもアクセシビリティに携わっている!
神戸のアクセシビリティの祭典でも「ウェブはインフラ」と言ったようなことを話していました。個人的にははっとさせられました。
65歳以上のウェブの使用率は1600万人以上、障害者の利用率もかなりたかい状態とのことです。
ですがもちろんアクセシビリティは障害者・高齢者だけでなく「すべての人」が対象。
bluetoothイヤホンが電池切れの人、メガネが壊れた人なども対象。
・もっとも多くの人に伝わる表現はテキスト
なので、UIに関するデザインはアイコンのみの表現を控えたり、コーディングはaltをしっかり入れることが大切だなぁと実感させられました。
Microsoft Wordのツールは、初期はアイコンのみの表示でしたが、
現在は必ずアイコンだけでなくテキストでの説明が入っています。

やはりアクセシビリティを高めることはSEO対策にもなり、
必然的に売上にも繋がるかと実感させられました。

誰もが隣にいる人と一緒に楽しむために

当事者からの意見、「こんなにも疎外感を感じるものなのか…」と感じさせられました。
17歳で聴力を失う…
すごくダイレクトに伝わってきました。

現在の日本での聴覚・言語障がい者は34万人。
高齢化も背景にある。
三人に一人が聞こえにくさを感じてるということ。

動画でも字幕をつけることにより、最後まで見てもらえる確率が13%も増加するそう。
YouTubeには自動字幕機能があり、それをつけることで疎外感が少なくなるのであれば、自動字幕でもじゃんじゃんつけたほうがいいなと思いました。

「ダイアログ・イン・サイレンス」90分間言葉を発せずに楽しむエンターテインメントがあるようです。
面白そう。著作も気になりました。
生の声を聴けて、自分の知らない世界が少しだけ見えた気がしました。

辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシブル GO GO!!「スクリーンリーダーで『Backlog』を使ってみる」の巻」

演出が某番組風で楽しめた!

辻さんが実際に仕事で使用している読み上げ速度、かなり速かったです。
短い文章ならがんばれば聞ける程度かなぁと…
健常者の人が全体を目で見て一瞬でわかるものを、音声のみで理解しなくてはならないので
それくらいしないと仕事になりませんよね…

Backlogのリニューアルで不便になったものを改善していったプロジェクト。

ページ内にbuttonかaかは一貫性をもたせることが大事。
フォローアップメールによると、ページ遷移するものはaタグで、機能実行はbuttonでやるのがいいのでは、とのこと。
WAI-ARIA、最終手段として使うのがいいとのことでしたが、頻度の高いものは覚えないとなと実感しました。
正しいマークアップをしないとと背筋が伸びました。

アクセシビリティは「対応」するものではなくて「高める」もの

『代替テキスト決定ツリー』の使い方

altのお話、どこまで入れるかという話でTwitterでも盛り上がっていました。
これまで私がよく使用していたのはこんな感じです

写真:丸々の写真
イラスト:〇〇が笑っている
グラフ:売り上げ比率、前年度より25%像
装飾 空

個人的には、やはりあまり自分でアレコレ考えすぎずに、コンテンツ制作者と一緒に作り上げていくのがいいのではと思いました。

スクリーンリーダーはaltがない時にはファイル名を読んでしまうので、最低でもalt=””はいれなくてはなと思いました。
リテラシーがない人にCMSでのページ運用を頼むときなどは、自動でタイトルが入るような設定してもいいかもしれませんね。

サイボウズの組織的な取り組みとビジュアルデザイン

チームでの勉強会は週一の頻度で実施。
やっぱりそれくらいやらないとしみ込んでいかないのかなとも思いました。

ガイドラインはA4の紙一枚程度だそう。そこまでかっちりしすぎていないのかなと感じました。

「リニューアルをするにあたって営業の人をがっかりさせない」ことも目標にあったそう。
サイボウズの理念にも反しますし、これはかなり大事だなぁと思いました。

テキストと背景のコントラスト比を3.5:1にしたのは、ロービジョンの方々はもちろん、屋外で使用する営業さんのことも考えて設計。
誰でも使えるデザイン:障がい者や、高齢者だけでない「みんな」とはこのことかと感じさせられました。

インクルーシブネスを超えて

ビヨンセの訴訟問題について触れられていました。最近はアクセシビリティの話になると必ずといっていいほどありますね笑
冒頭のセッションでも話していたように、もはやウェブはインフラとなっていて、それは官公庁などの機関はもちろんのこと、エンターテイメントだって度外視してはいけないんだと。

WCAGの仕様書を一気に全部読もうとすると疲れてしまうので、(実際読みにくいところはまだまだありますね…)
基本のキから、altの入力を工夫することからなら今日からでもできますね。
そしてただ取り組むだけでなくて継続することが何より大事だと、忘れないようにします。


今回、プレゼントで「インクルーシブHTML+CSS&JavaScript」の著書をいただいてしまいました…!
(じゃんけんで勝ったのは私ではないです)
大事に読ませていただきます!

アクセシビリティと聞くとつい、障がい者・高齢者へ向けた対応を考えてしまいますが、
健聴者の人たちにも使いやすいものづくりを考えていくことが大切だなと感じました。
やはり登壇者のみなさんの意見は同じところを向いているなと実感させられました。

すべてを完璧には難しいけれど、できるところから!
まずはaltの入力から!はじめて行きます。